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いまではすっかりインドア派で、漫画を読んで過ごすのが何よりの幸せですが、子供の頃は地元・大分県日田市の山で飛びまわっていました。福岡の県境にあり、林業も盛んな土地です。そこで採れる日田杉は、市場価値の高い木として知られていました。ところが、高校の授業で聞かされたのは、日本の山の荒廃が進んでいるということ。そこには地元の山も含まれていて、「なんとかしたい」という、そんな想いから、秋田県立大学で森林について学んだのち、この会社へ。これだけの大企業が日本最大級の社有林を管理している。その仕組みを知りたいと思ったんです。
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森林の育成から製品づくりまで一貫して手掛けている会社ですから、さまざまな仕事があります。その中で僕が携わっているのは、製品の流通部分。メーカーから仕入れたものを販売店さんに使ってもらう、つなぎ役です。製品価格を下げて販売すれば、とても仕事がやりやすくなるでしょう。でも、それはしたくない。なぜなら当社の利益はあがっても、森林を育成している林業従事者の皆さんの経営が成り立たないからです。では、どうすればいいのか。物流の仕組みや新製品の開発をはじめ、新規取引先を開拓するのもひとつの方法です。手間はかかりますが、山への愛情があるからできるんですね。
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国産材の価値が再認識されはじめ、当社への期待が高まっています。全国展開もあり、事業のスピードが速くなり、忙しさも増している。一方で林業は、木を植えて育つのに50年、100年。時の流れが非常にゆるやかです。この時間のギャップが、林業の問題を引き起こしている。時代が変わり、木の価値が下がっているなかでは、現代社会のスピードで問題解決をしていかなければいけない。そう思えばこそ、仕事の忙しさにも耐えられるんです。担当しているエリアが広大でクルマの移動も一苦労ですが、ハードロックを熱唱しながら頑張っていますよ。
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いま意識していることは提案力と行動力を磨くこと。そのために心がけているのは、人の話に耳を傾けることですね。他人のいろいろな才能を良い意味で盗み、具体的な提案につなげていくことが、国産材をもっと供給するための新しい製品の開発や流通の仕組みづくりに結びつくと思うんです。ひとりの力では限界がありますからね。そうすることで最終的には、日本そのものが元気になるといい。林業が元気になれば、そこに雇用が生まれる。国にも期待することですが、林業と働く場を求める人を結ぶことができたらと思うんです。



